PINE A64+の初期設定

OSのダウンロードからアップデートまでをヘッドレスに行うメモ。

OSダウンロード

公式WikiのPine A64 Software Releaseを見れば分かるように、PINE A64やA64+で使用できるOSイメージは多数ある。
Ubuntu/Debianの最新のOSイメージはGitHubを見ると0.7.30であり、ここからダウンロード可能。
色々置いてあるがPINE A64+向けは__stretch-minimal-pine64-bspkernel-0.7.30-140.img.xz__を使用する。

IPアドレスを固定する

焼いたmicroSDカードを本体に差す前にIPアドレスを固定しておくとIPアドレスを探す手間が省ける。
microSDをLinuxマシンにマウントして、vi /etc/network/interfaces.d/eth0で以下のように編集する。

編集前

allow-hotplug eth0
iface eth0 inet dhcp

編集後(設定例)

allow-hotplug eth0
#iface eth0 inet dhcp

iface eth0 inet static
address 192.168.0.11
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.0.1

SSHでログイン

OSイメージを覗いてみたところ最初からSSH接続できるようなので、TeraTermを使用してSSH接続する。
ログイン時に使用するユーザ名とパスワードはpine64

PINE A64のアップデート

OSが起動したら以下の作業をやっておく。

microSDカードの容量拡張

以下のコマンドを打ってmicroSDカードの容量をフルに使えるようにする。

$ sudo /usr/local/sbin/resize_rootfs.sh

OSのアップデート

ログイン直後に表示されている文章の通りにアップデートする。
ただしA64+はeMMCは搭載されていない機種なので4つ目のコマンドは使わない。

Update system with:

 * pine64_update_kernel.sh
 * pine64_update_uboot.sh
 * pine64_update_package.sh
 * pine64_install_to_emmc.sh

上記の各種スクリプトは/usr/local/sbin/にあるので以下の通りに実行する。
各手順でリブートしろと言われるので一応やっておく。

$ sudo /usr/local/sbin/pine64_update_kernel.sh
$ sudo reboot
$ sudo /usr/local/sbin/pine64_update_uboot.sh
$ sudo reboot
$ sudo /usr/local/sbin/pine64_update_package.sh
$ sudo reboot

パッケージのアップデート

あとは通常のUbuntuやDebianと同様にアップデートする。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

以上で動作に必要最低限の設定を済ませたので、後は目的に合わせて諸々の設定をすればいい。