STSでSpring Bootの環境を切り替えて実行する

テストやリリースのタイミングで、実行環境ごとにSpring Bootの設定を変えたくなったので、その方法をメモしておきます。

環境

  • Spring Boot: 2.3.3.RELEASE
  • STS4: 4.3.2.RELEASE

方法

application.propertiesを環境ごとに作成する

application.propertiesと同じ階層(src/main/resources)にapplication-xxxx.propertiesの形式で設定ファイルを作成します。
xxxxの部分は任意の名前(プロファイル名)にします。

Spring Bootのプロファイル機能とは

アプリケーション構成の一部を分離し、特定の環境でのみ使用可能にする機能のこと。

実行の構成を変更する

パッケージエクスプローラでプロジェクトフォルダを右クリックして、「実行」→「実行の構成」から実行構成ダイアログを表示します。

以下の図のように、プロファイルから作成したファイル名と対応するプロファイル名を選択します。

デフォルト(application.properties)の設定のみを適応したい場合は、プロファイル欄を空欄にします。
「実行」ボタンを押して、アプリケーションを起動します。

コンソールに指定したプロファイル名が以下のように表示されればOK。

The following profiles are active: LT

参考